2年かかってようやく環境構築

前回のエントリーから約2年。ずっと願っていたペダリングモニターの右センサーを装着。ようやく不完全ながら左右のペダリングをモニタリングして解析できる環境が揃った。これで今年の散財ネタは打ち切り。節約生活に戻ります。

選手もどきだった時代から感じていたのは左脚のパワー不足。この原因がペダモニ装着で多少なり分かることを期待していたのに、実際に装着して帰宅する間や軽めの自宅周辺のサイクリング時に見えた測定結果は左側の方がパワーが出ているという期待値から外れた結果。これにはかなり戸惑いを感じてペダモニによる計測方法に疑問を抱きつつ詳細は調べないまま時間が過ぎていた。
最近のあまりの暑さにサイクリング以上のことが出来なかったのですが、本日はようやく早朝から時間を確保して練習モードで走ることが出来ました。これでペダモニ実運用開始です。


出発してしばらくは今までと同じように常に左のパワーが右より10%程度高い数値を示しつつ巡行。しかし、上りでダンシングした時に明らかにトルクのかかり方と方向が違うことが判明。特に振り下ろす90°から150°の角度で大きな違いが見られる。





相模川を高速巡行時には、それまでの左脚優勢なペダリングから明らかに右脚優勢なペダリングに変化してました。そして画像にはないけど、この時点でトルクの数値が20%ほど右脚が優勢な状態になってます。まさにこれが解析したかった左脚のパワー不足な状態。




その後に街中でリラックスしたペダリング時にはまた左脚優勢なペダリングに戻ってました。
どうやらリラックスした状態では左脚が強く出て、頑張り始めると右脚の方が上手く使えるという少なくとも2つの全く違う状態がある事を認識しないと動きを改善できないらしい、というのが本日の気づきでした。

長年続けていた自転車通勤を止めて専ら運動環境が1年中安定しているジムでのワークアウトをしていたのですが、自転車運動の動作改善を意識するのであれば運動状態を変えつつ、動作への意識も変えた方がよさそうです。
そんな技をどうやるのか悩んではいますが、こんなことで悩むなんて久しぶり。身体の声を聞きつつ結果を測定することで確認していくプロセスを楽しもう。

環境構築

今年は一念発起して11年ぶりにメインコンポを新調。電動アルテとパイオニアのパワー計(左センサのみ)をカレラ・エラクル号に導入し、ついでにジテツウ自転車にPTパワーセンサーを移植。
週末と平日のロード自転車運動をデータ解析できる環境を構築して1ヶ月ほど経過したのでその間に気づいたことを備忘録として書いてみる。

11速導入にあたってコンポを電動にするか機械巻取り式にするか悩んだ際に電動に決定した理由はリアメカ位置表示機能の有無。
今まで使っていた9速、10速(7800)機材の一番重宝していた機能はワイヤー巻取り量でリアメカ位置を表示するインジケータだったんです。一目でギヤ位置がわかるのでレース中に多少慌てても適切なギヤを選べるし、ジテツウのようなコースがいつも同じ場合は自分の感覚とは無関係に同じギヤを選ぶことで自分の状態が良いのか悪いのか客観的に見れる。
電動コンポはセンサ追加でサイコンにリアメカ位置を飛ばせるけど、11速の機械式ではインジケータが使えないのは定量的に力を把握したい自分には厳しい。
そして今まで使っていたガーミンEDGE500がバッテリ消耗が激しくなって末期症状を示し始めたため、サイコンも新機種導入を決断。そうなると所属チーム的に?パイオニアに決定。ここで痛恨の判断ミスが…。

  • やはり体力が無いことを把握・・

登録レースに出ていた頃は体重57kgでFTP=248Wだったのに現在は61kgでFTP=211Wとガタ落ち。
現在の数字は以前の週末練習から導き出されてたのですが、自分でもここまで体力が落ちたことに半信半疑。
しかし平日のジテツウでもそれを裏付ける数字が出ているので信じるしかないです。知り合いに同じような体格でNP値で240-250Wとか出している人が多いのに、今の自分のNP値は高くても200W強、少しサボると170Wとか。
元々体力では同じカテゴリの中では低かった認識だったけど、今の状態はそれよりもはるかに弱いという事がわかりました。
それでもペダリングを変えることで同じタイムでも出力値が変わることがよくわかるし、単純に計測回数が増えると解析ネタも増えるのでデータを見るのが楽しい。この数年は漫然と自転車に乗ってましたが、次は何を試そう?なんて事を考える時間が増えました。
それにしても、今振り返るとよくあんな体力でBR-1(今のE1相当)を走っていたものだ。
レースは体力だけではなく走り方で何とかなるという一例だったと自分を慰めるしかないですね。

  • 判断ミス

イオニアのパワー計については通常は左右クランクのセンサを使うのに、単純に費用をケチって左センサだけにしたのですが・・
パワー計を変えてから測定値がPTの時よりも20%〜30%も低くて測定機材の校正差分とは言えないほどの値が出る理由がわからなかったのですが、よく考えると左センサだけということは右脚のパワーは計測されないわけで、利き足が右の場合は測定値が低く出る可能性が高い事を失念してました。
マッサージを受けると左右の筋肉の付きかたが相当違うことを指摘される事が多いのですが、ペダリングパワーにもその筋肉量の差分が現れていると考えるのが妥当なのでしょう。
どうやらシッティング時よりも立ちこぎ時の方が左右差分が大きいみたいで、平均パワー値よりも最大パワー値で今までより低い傾向があるようです。
頑張って左側のペダリングパワーを上げる努力をするのか、単に右センサを追加して現在の力をより客観的に知る方にするのか、予算の兼合もあるので悩むところです。

ドナドナ・・などなど(深い意味なし)

以下の画像は検索エンジンで「バカンス 画像」で最初に表示されたサイトから拝借

今週は人並み以上の休暇を頂いています。とはいえ子供は部活動、相方は仕事あった&観光地は人混みがすごくて人口密集地苦手マン的には避けたい、というわけで家族旅行などは無しに過ごす毎日。

自転車で漁港まで行って生鮮食品食べたりジェラートやコシのある冷や麦などを食したり、以前より予約していたイベントに出かけたり、自宅内外の清掃作業および修繕相談したり、普段の平日になかなか行けない金融機関や官公庁用事を済ませたり、先延ばしにしていた懸念材料を検討する時間を作ったりして意義な時間を過ごしつつ、恒例の4連休以上になると身体のどこかが不調になる現象が今回も現れたり、自分は休んでも世間は動いているのでそれらの活動に遅れないようにしたりで時間は過ぎていきます。

そんな時間の中をつらつらと眺めてみると色々なことが世の中、自分の周りに発生しています。そしてそれらの事象に細かく反応する、おおざっぱだったり無反応だったりする人がいて、その反応度合いも鋭かったりぼやけてたり意味不明だったり強かったり弱かったりします。
以前な自分であればそのような観測範囲にある反応に対して意見を述べてみたり、伝えたくなって身悶えすることもあったのですが、あまりにも世間が広くて深くて、その一方で非常に狭くて浅い世間も見えてきたりして余計な口出ししなければ良いよね、的な幼稚な思慮に陥る事が増えてきました。
だいたい、いちいち帰ってくるかもしれない反応に対応するほど余裕がある生活は送っていない自負?があるので、多くの事を考えないように自己制御している側面もあるかと。
マッチョな意見には強めの支持が集まりやすいけど、サイレントマジョリティはあるよね、中間的な立場は可視化され難い面を忘れないと…なんて揺れます。
その一方で懲りずに?炎上案件をこしらえる方々のパワーに敬服したり辟易したりしつつも、様々な活発な活動に嫉妬したりする煮え切らない態度な自分でもあります。

色々と思うところはあれど・・・おっと、ゲリラ豪雨来襲だ。あいている窓を閉めてきます。次のエントリーはいつになるかな?
ではでは。

小山田周回の原点は埼玉にあり

ブログはご無沙汰していますが、細々とジテツウや週末のサイクリング程度の運動は継続中です。
そんな中、ネットでは小山田周回の事を少なからず見かける機会が増えています。
そんな状況の中をふと、(自分は出ませんけど)今年のロードレースシーズン開幕直前のこんな時期に2007年に開発?した小山田周回の原点的な話を書いてみたくなりました。

そもそも小山田周回を考えたのは「近場でアップダウンがそれなりにある」「なるべく信号ストップなしに連続で走れるコースが欲しかった」「距離を稼ぐために短くない周回コース」という理由からだったのですが、こんな理由を考えたのはそれ以前の経験が大きな影響を与えています。
2000年前後に管理していたwebサイトに設置していた掲示板に出入りしていた人が埼玉を根城にしていたチーム物見山に参加していた縁があって物見山練習会に数回参加したことがありました。
当時の物見山練習会は、現なるしま所属の奈良さん、現VAXの馬場さん、元乗鞍女王で某web系フォトグラファー兼ライター氏の奥様(当時は結婚前でした)、パインヒルズの重鎮などがいらっしゃって豪華な面子にクラクラしながら参加させていただいた記憶と、初めての練習会参加なのに「集団走行時に登りでも上ハンを持つのは危ない」と誰からともなく注意される雰囲気に圧倒された強烈な印象が残っています。ちなみに集団走行時に上ハンを持って走ることを注意される理由はわかりますよね(笑)。

そんな物見山練習会で走ったのが物見山周回。
勢いだけではこなせない距離の登り、高速を維持するには自転車操作と運動スキルが必要な下りに、逃げるタイミングが多数ある平坦区間、そして何より走っているといつの間にか集団が良い感じに面子が濃くなってペース配分や後から合流する人たちの特徴を見極めることが必要になる環境が好印象だったイメージを近場で再現したかったんですよね。
とはいえ、周回を設定した時にはそんな思いが実現するとは夢にも想像できなかったのですが、いつの間にか尾根幹周辺では知られた周回になっていた&当初の思いに近い状態になっているのは設定者冥利に尽きます。

(同じ名前の周回でも人によって違うルートだったらどうしよう・・・)

今年の夏は

当初の冷夏予想がいつの間にか撤回されて猛暑になってます。エルニーニョどこに行った。
ツールドおきなわを最大の目標レースにしていた頃は身体に暑さ耐性を覚えさせるために夏は200Km以上のロング練を数回やってましたが、すっかりロードレースから離れた&暑さに弱くなったこの数年は夏のロング練とはご無沙汰。それどころかもっと距離が短いチーム練すら出られない状況です。
平日はジテツウでそれなりの強度で朝夜のそれぞれ1時間強を走るので何とか続けられるけど、梅雨が明けてからは休日は自転車5分で行ける公営の複合施設内にある空調の効いたジムにてワークアウトを2時間しっかりとやってます。
ジムのメリットはこんなところ。

  1. 自分のペースで集中して追い込める。結構フラフラになる。
  2. 熱中症の心配&自宅からの移動時間の大幅減。午前中に行けなくても夕方でも行ける。(自転車練習は交通量が増える午後は基本的にやらないのがマイルール)
  3. 年中同じ環境で過去の自分と向き合いながらのワークアウト。

費用的にはジム利用料金300円+ワークアウト中に飲むスポドリ150円程度(駐輪場は無料)。夏ライドでも水分補給などで同じくらいはかかるので、これは優劣なしですかね。
そして、ジムでのワークアウトにはデメリットもある。

  1. 基本的に単独行動なのでチームメイトの絆的な感情は味わえないし、何より無理してでも付いていくために頑張って結果的に自分の壁を乗り越える経験はできない。
  2. 2kmも離れてないので自転車走行距離は伸びない。距離命だった以前ならばこれは耐えられないけど今は平気・・かな。

気持ちの良い天候の中を乗る自転車練習は気持ちいいけど、最近の炎天下で運動するデメリットが負担多すぎるので最高気温が30℃以上になる期間は休日ジムが定例になりそうです。

継続するということ

先日、健康診断の結果が返ってきた。
例年通りに洞性除脈で要経過観察である以外はヘマトクリット値が30台後半と自転車乗りとしては寂しい結果ではある事、若干の体重増加と内視鏡検査で多少の所見があった程度で他は異常なし、とまあほぼ健康体と言える内容で良かったよかった。
全般的に問題は無かったものの、良く各数値を見比べると興味深い結果が見えてきた。

先に書いたように昨年比で体重は微増なのに腹囲がなんと5cm減り、コレストロール値他の血液検査の内容が同じように正常範囲ではあるけど昨年は範囲の上限値が目立っていたのが今年は正常範囲の中間値付近を示してる。
振り返ると昨年の検診時は運動習慣を再開してから半年、今年はその習慣を継続して追加で1年。運動習慣を復活させても半年程度では悪い健康状態から回復基調になっていなかったということでしょう。その間の運動量は全盛期の6-7割程度でも継続するほうが身体には良かったのかと。
数年前は色々と右下がりな体調を抱えて現在より5kg減な身体は筋肉が落ちて新陳代謝が落ちた状態だったと想定すると、5月に当時の同僚と再会した際に一様に「あの頃よりも痩せたねー」と言われた事も納得。
昨年は多少なりともロードレース復帰に向けて身体を慣らそうとしても思うように身体能力が戻らないもどかしさを感じていたので、すっかりロードのマスドレースへのモチベーションを失ってしまったのだが、復帰して1年半経過してようやく身体が回復基調になってきたのかも知れません。
復調の兆しを見せるまでにこんなに時間かかるとは思わなかったよ。やはりオヤヂになったんでしょうね。

そんな回復基調であることを感じながらも、とうとうサマーハズカムな季節になってしまって運動継続が難しい時期になるので無理しない程度にジテツウ中心な生活を送るように心がけましょうかね。

一旦消えてしまったマスドレース復帰へのモチベーションが戻ることがあるのか?

一応まだ生きてます

このところすっかり平日の活動で体力を使い果たしてしまって週末の朝練は参加していませんでしたが、本日は久々のチーム錬参加。
今年は2回参加した大磯クリテで2回ともDNFになったり、2010年以来だったJCRC群馬レースでZクラスに参加するも大して速くないラップだった集団から途中でぶっちぎられたりしてレースな感じからはすっかり遠ざかっています。
それでも週3回前後のジテツウは継続しているので体重も全盛期+3kg程度で収まっていて健康維持程度の運動は出来ているでしょうか。

そんな状態で参加した朝練は身体が完全にジテツウ仕様になっていることを実感。走行距離&登りの距離がジテツウで動いている距離を越えた途端にあえなくぶっちぎれ。完全に乗り込み不足な症状です。それでも前半は比較的集団内でも余裕を持って走れたのは本日の収穫。
そしてほとんど幽霊クラブ員化していた自分に以前と同じように接してくれた皆さんに感謝です。

帰宅して走行データを見るとあれだけぶっちぎれていたのに、最近2年ほどの中では一番CPカーブに近い出力が出ていたようでびっくり。それなりに出し切っていたらしい。
やはり人と走ると頑張れるんですねー。
今の時期は自転車には最高の天候なので体調を整えてもう少しチーム錬に参加したい、、、、、な。