環境構築

今年は一念発起して11年ぶりにメインコンポを新調。電動アルテとパイオニアのパワー計(左センサのみ)をカレラ・エラクル号に導入し、ついでにジテツウ自転車にPTパワーセンサーを移植。
週末と平日のロード自転車運動をデータ解析できる環境を構築して1ヶ月ほど経過したのでその間に気づいたことを備忘録として書いてみる。

11速導入にあたってコンポを電動にするか機械巻取り式にするか悩んだ際に電動に決定した理由はリアメカ位置表示機能の有無。
今まで使っていた9速、10速(7800)機材の一番重宝していた機能はワイヤー巻取り量でリアメカ位置を表示するインジケータだったんです。一目でギヤ位置がわかるのでレース中に多少慌てても適切なギヤを選べるし、ジテツウのようなコースがいつも同じ場合は自分の感覚とは無関係に同じギヤを選ぶことで自分の状態が良いのか悪いのか客観的に見れる。
電動コンポはセンサ追加でサイコンにリアメカ位置を飛ばせるけど、11速の機械式ではインジケータが使えないのは定量的に力を把握したい自分には厳しい。
そして今まで使っていたガーミンEDGE500がバッテリ消耗が激しくなって末期症状を示し始めたため、サイコンも新機種導入を決断。そうなると所属チーム的に?パイオニアに決定。ここで痛恨の判断ミスが…。

  • やはり体力が無いことを把握・・

登録レースに出ていた頃は体重57kgでFTP=248Wだったのに現在は61kgでFTP=211Wとガタ落ち。
現在の数字は以前の週末練習から導き出されてたのですが、自分でもここまで体力が落ちたことに半信半疑。
しかし平日のジテツウでもそれを裏付ける数字が出ているので信じるしかないです。知り合いに同じような体格でNP値で240-250Wとか出している人が多いのに、今の自分のNP値は高くても200W強、少しサボると170Wとか。
元々体力では同じカテゴリの中では低かった認識だったけど、今の状態はそれよりもはるかに弱いという事がわかりました。
それでもペダリングを変えることで同じタイムでも出力値が変わることがよくわかるし、単純に計測回数が増えると解析ネタも増えるのでデータを見るのが楽しい。この数年は漫然と自転車に乗ってましたが、次は何を試そう?なんて事を考える時間が増えました。
それにしても、今振り返るとよくあんな体力でBR-1(今のE1相当)を走っていたものだ。
レースは体力だけではなく走り方で何とかなるという一例だったと自分を慰めるしかないですね。

  • 判断ミス

イオニアのパワー計については通常は左右クランクのセンサを使うのに、単純に費用をケチって左センサだけにしたのですが・・
パワー計を変えてから測定値がPTの時よりも20%〜30%も低くて測定機材の校正差分とは言えないほどの値が出る理由がわからなかったのですが、よく考えると左センサだけということは右脚のパワーは計測されないわけで、利き足が右の場合は測定値が低く出る可能性が高い事を失念してました。
マッサージを受けると左右の筋肉の付きかたが相当違うことを指摘される事が多いのですが、ペダリングパワーにもその筋肉量の差分が現れていると考えるのが妥当なのでしょう。
どうやらシッティング時よりも立ちこぎ時の方が左右差分が大きいみたいで、平均パワー値よりも最大パワー値で今までより低い傾向があるようです。
頑張って左側のペダリングパワーを上げる努力をするのか、単に右センサを追加して現在の力をより客観的に知る方にするのか、予算の兼合もあるので悩むところです。