今頃になってTD沖縄を振り返りつつ今後を考える

レース以降は脛毛剃りを止めたせいでズボンに擦れた毛がチクチクする中、時々ネットにアップされている色々な人のTD沖縄レポートを読んでいます。(脛毛とレポートは関係ないだろ>自分)
一ヶ月近く経過した今、あのレースを振り返ってみましょう。

5時間を越える長丁場のレースなので様々な要因はあるにしろ、普久川ダム、高江そして源河の登りは重要ポイントと考えていいでしょう。そして、それなりに距離がある奥の登りでは斜度が緩いので集団がばらけ難い?残り距離が長いから?レース展開に絡むことはないのですが、奥も含めて昨年に源河まで先頭集団だった市民130Kmと今年の区間タイム比較をまとめてみた。

区間 昨年比 コメント
ダム-1回目 20秒弱短縮 先頭集団から30秒遅れる
5秒短縮 一定ペースだったせい?で非常に楽だった
ダム-2回目 3分弱遅れ 大落車を避けたのに西谷さんの強力な引きで撃沈
高江 2分遅れ ダメージからの復活ならず
源河 50秒短縮 集団効果?で過去最速

いくら最初の登りまでの70Kmがサイクリングでサラ脚だったとはいえ、あの雨の中を市民200Kmの先頭集団は晴れていた昨年の市民130Km先頭集団よりも50秒も速かった事になります。更にCyclingTimeに掲載されていた写真等によると私の前に千切れた人を含めて20-30人ほどがいたようです。すげぇ。その後に下りで追いついたとはいえ、もう少し前でクリアできる力があれば、その後の展開にもっと余裕を持って走れるはず。
そして今年の場合、ターニングポイントになったのは確実にあのトンネル内で発生した大落車だったでしょう。
運よく落車を免れて集団から抜け出たのは良かったのですが、一緒にいた人が優勝候補の1人 (=日本のホビーレーサー最強の1人) である西谷さんだったのが運のつき。この区間が結構きつい向かい風だったこともあって、彼の全開走行についていけずに千切れた僅か3Km+その後の単独走で消耗しすぎたのが、その後の2回目のダムと高江への登りで大失速した大きな要因でしょう。しかし、いくら向かい風が強くても平地で千切れるなんて情け無い限りであります。


優勝した武末さんはインタビューで「300W/1時間のローラー練習」をやっている、と語っているみたいですし、連覇を直前で逃した高岡さんは日ごろから出力をベースにした練習をやっている。そして西谷さんから離れていく私の目に焼きついたのはその強烈なパワーを生み出している脚。3位の奈良さんも週末の強烈な錬や平日の道満おはサイで高出力を長く継続する練習をされているようです。
私の脚質 (←学生時代に50m走測定で8秒を切った事が無い) から考えると一瞬の加速力で勝負するスプリンタになれないのはわかりきっているので、登りの強化はもちろんですが、高出力を長時間継続出来る身体を目指す方向で強化したいものです・・・・って文章で書くと簡単だけど、それが出来れば苦労しないよってこと。

この冬はサイクリングよりも高速のペース走で出来るだけ休まずに身体の連続動作能力(?)を高め、徐々に高出力練習を交えようと思っています。