虎の穴=O-Vest錬
151.1Km
行きは良かったけど、帰りは千切れました。
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(今日は長いよ)
某偉人氏によるとオーベストの朝錬は「レースよりもきつい」らしい。
goさん@オーベストに参加表明してからは虎の穴に飛び込まなくてはいけないウサギの心境で今日の日を迎えました。
実は最初は集合場所を睦橋手前の公園と勘違いして走っていたら前からすごい勢いでオーベストジャージの方が来て後ろに去っていく。慌てて追いかけて改めて場所を聞いたらどうやら行き過ぎていたようで後を付いていくが、狭い多摩川CRなのにすごい速いペースだよ。でもこの人に会わなければ合流できないところでした。助かりました。あとでこの方があのbossと共に両エースである島田さんということがわかって先ほどのペースにも納得。
今日の参加者の半分くらいはステージレースの練習の為に昨日は雛鶴峠などで体をいじめまくった後のようで、これなら全員とは言わなくともそれなりの人数は使い物にならないはず。これなら"虎の穴"まできつくないかも、と期待していましたが・・・そんな淡い期待はなぜか最後発隊になってしまってガクブル状態で出発してすぐに突入した新奥多摩街道で消えました。
7名ほどの集団が45Km/h前後でローテーションしながら走るんだけど不思議(?)なほど信号遵守なんです。そして青信号になるとすぐに45Km/hになる。朝の新奥多摩街道は信号の変わるタイミングが長いのか、それなりに信号停止までの距離が長いからさほどストレスにはならなかったけど、早くも脚にダメージが・・
先発隊と合流して20名以上になったら周りから「あー、今日もここから長いんだよなー。きついなー」という声があちこちから聞こえます。え?これ以上きついんですか?
その疑問は走り始めてすぐに現実のものに。何とこんな大人数の集団なのに今度は50Km/hでローテーションしているよ!一応、おいらもローテーションの輪に加わりながら"確かに下手なレースよりも速くてきついわ"と感じ始めています。
徐々に登り基調の道になってもまだ40Km/hオーバーっす。それでも集団の大半がローテーションに加わっているし、時折bossがガーンとペースを上げるものだからきつさ倍増。途中でgoさんや他の人にこの先のコースを聞くと緩斜面の後に最後が短いけど斜度がある直登があるらしい。コースを知らないで走るのはきついっす。でも切れたら復帰できない感触が大有りだったので何とか喰らいつくしかないよ。
そのうちに前ではbossと島田さんがランデブー状態。そのあとに風さんがいておいらを含む数名の集団になったと思ったら例の直登がいきなり目の前にそびえ立っていました・・
一気に萎えてしまってペースダウン。でも他の人は昨日の練習の疲労からか、更にペースダウンしていたので風さんのあとで頂を通過 (ここが小沢峠らしい)。
下って休憩してから第2弾の登りが始まる。今度は山伏峠だってよ。この辺りに来るといつの間にか飯能市になっていた。実は自走で埼玉県に入ったのって初めてでありました。と言う事は道を知らないので、ここでも切れたら復帰できない可能性が高い、という事。
今度は島田さん他2名が先行。その次においらと何と後ろにboss。最初しばらくはそのままの順番で登っていたけど、おいらが一向にペースが上がらないのを見切ったのか後ろからbossが飛び出す。うひゃー、おいらがインナー×19Tで登っているのにアウターの19T(?)で行っちゃったよ。あの異次元の力は単に見とれてしまうばかり。あっという間に前に追いつく勢いであります。後ろを見ると風さんが完全においらを目標に追いつかんばかりの勢い。久しぶりに「何でこんなきついことやっているんだ?」という拷問状態で登ります。それでも少しずつ風さんとの差を広げつつ走っていたら突然、先行していた島田さん、boss他が下ってきた。あれれ?と見送ってしばらく走ったけど、何となく嫌な予感がしておいらも下る体勢に。この判断の遅れがすぐ後に響くことになる。
下り始めるものの、初めての下りなことや前を走るのが錚々たる面子なこともあっていくら頑張っても前が見えない。しばらく全開で走ってようやく前が見えてホッとしたと思ったら、何と本隊がローテーションを始めているじゃないですか。ヤバイ、これが噂の名栗の高速ローテーションじゃん、と思った瞬間にそれまでの頑張りもむなしく本隊が離れていく。この辺りは南風が結構きつくてそれまで下りで全開だった脚と引き始まってしまった集団を比べたら追いつけるはずも無く・・。嗚呼、せっかく30m後ろまで迫ったのにな。
その後もしばらく悪あがきしてみたけど全く無駄。おいおい、不慣れな土地で一人になっちゃったよ。ここで用心の為に背中に入れていたカーボショッツを出してカロリーを補給。その後は前も後ろも見えない状態で勘を頼りに、そして交差点では近くにいた人や信号で停車したドライバーに道を尋ねながらの走行だったけど、しばらくは店もコンビニも無かったから後から思うとここで補給して正解でした。
先ほどの単独の追いで完全に脚は売り切れてしまって蛇行しながら小沢峠を越え、迷いながらようやく(後で地図を見てわかった)東青梅駅近くの7/11にて一人で休憩。ここで一気に腹へり感が募ってきてパンを中心に1000Kcal近くを摂取。ようやく人心地がついてから再出発。
新奥多摩街道を走っていたら前にオーベストジャージが一人見える。追いついてみるとgoさんでした。おいらがいないので気になって戻ってきてくれたらしい。ありがたいことです。
その後は2人で今日の感想などを話しながら睦橋から多摩川CRへ。ここまでくるとようやく自分でもよくわかる道で一安心。
花見客などで込んでいるCRを抜けて12時半過ぎに帰宅。
あれだけ強度の高い練習って他ではなかなか体験できないかも。次に参加するときは帰りも一緒に戻れるように精進します (ってまだ参加するつもりか?って突っ込みは正しい)。