インプレ
54.8Km
ブログネタに困ることが多々ある。今日はそんな日。
なので、既に使い始めて1年半ほど経過しているレスプロマスクのインプレでも書いてみよう。
スポーツタ・マスクというマスクの頬の部分に若干のメッシュが入っている製品を使い始めて1年半。必要に応じて交換するフィルタには花粉症対策を考えたらテクノフィルターという製品を使う必要があるらしいけど若干高い。今のところは花粉症は発症していないので排ガスに含まれる微粒子をカットする、というDACCフィルタを使用している。
- 効果と機能
排ガスをモウモウと吐き出しているトラックの横を通っても排ガスの匂いをほとんど感じないほどの効果があります。一度この効果を実感するとこれ無しに都内の幹線道路は走れません。
そしてスポーツタ・マスクの付属の排気バルブは通常のバルブより空気の取り入れ口が若干大き目でメディオ域の少し下辺りの心拍 (最大心拍の70%前後) までは確実に排気してくれる。それ以上の心拍でも1分以内であれば何とか耐えられるだけの空気の流量があるみたいです。
- フィルタ交換
都市圏で毎日2時間の使用で月1回のフィルタ交換が推奨らしいけど、私は幹線道路を主に使う朝の通勤の1時間のみ装着、しかも週に3-4回の使用なので基本的に3ヶ月毎の交換を心がけています (帰りは幹線道路を避けて主に裏道を通るので、トラックやバスにはほとんど遭遇しない)。ただし夏は汗が大量に付着してフィルタ内の活性炭素の効果が薄まるはずなので、2ヶ月毎の交換。
- サイズ
サイズについてはロード用に使用する場合は男女問わずにLサイズでしょう。というのはロードはどうしても前方を見るために顎を前に突き出す乗車姿勢になるので、後頭部/顎/鼻の3点で固定するマスクでは必然的に顎を前に出すことによる周長 (特に後頭部と顎の距離) が長くなります。
日本人男性の平均サイズの私でさえ後頭部でマスクを固定する横幅10cm近くもある巨大なマジックテープの半分が外にはみ出すくらいですから、相当顔が小さい人でも十分にLサイズで対応できるでしょう。逆に顔が大きい人は事前にロード乗車の姿勢を想定して試着することをお勧めします。
それに交換フィルタもLサイズの方が入手性が高いみたいです。
(ちなみに通常の起立姿勢では160cm以下の人はMサイズの方が良いかも。)
- 注意点
夏は高性能バルブでかなりの呼吸を排気するものの多少はマスク内に残る and 密度が高いフィルタが空気を堰き止めて通気性がないために熱がこもってしまい、酷い時はマスク全体が相当の汗を含んで滴り落ちるほどになります。おいらがそんな状態になるのは日中の最高気温が33℃以上というのが閾値みたい。
そうなるとマスクを手で絞りながらの通勤作業になるけど、それでもフィルタの機能は働いているようで、排ガスの匂いはカットされています。汗が垂れてくるのは少し気持ち悪いけど、排ガスを吸い込むよりはマシ。
そして寒い時期は排気バルブの内側に呼吸に含まれる水分が外気で冷えて付着します。しかし1時間くらいの使用では水分が垂れるほどの量にはならない。使用後に簡単操作でバルブの蓋を開けて弁の役目を果たす薄いゴムを取り出してから、付着した水分をタオルで拭けば清潔さを保てます。
それ以外で気になるのはマスクの上部である金属製の鼻を押さえるプレート横から呼吸が若干漏れるので、信号待ちなどでアイウェア内の空気の対流が止まると若干レンズが曇りがちなこと。まあ前が見えなくなるほど曇るわけでもないし、走り出して対流が復活すれば数秒で視界はクリアになるので、私は特に問題はないけど、もしかすると顔の形でその条件が変わるかもしれない。その意味では人によっては注意が必要なポイントかも。