土曜日の富士スバルライン*1

毎年仲間内の恒例行事になりつつある富士スバルライン練習会。しかし、本日のメインはid:eibin:20040725にあるように午後にあるので、ここで全てを使いきるわけにはいきません。それでも現地に行くとそれなりに脚を使っちゃうんだよなあ。
朝4時半に出発して7時には河口湖湖畔に到着。途中の高速では例年に無く交通量が多くて、もう少し家を出るのが遅ければ渋滞に巻込まれたかも。こんな朝早くから渋滞なんてイヤだす。
今回の参加者は主催者の中村さん@物見山に横瀬、伊藤さんの佐野組、高野さん夫婦に木下君、岡君のIHI組、今井、藤代さんの同級生コンビそれにKMCから小暮さん、阿部さん、川本さん、後藤君、おいらの合計14名という大所帯。早速準備して8時前には河口湖湖畔を出発。天気は良いんですけど、この時間ならまだ最近の酷暑とまでは気温が上がっていないのがありがたい。スバルラインの料金所までは全員でゆっくりと。今年は料金所手前の富士北麓公園から五合目までのヒルクライムレースが9月に行われる事もあって途中、何箇所かで試走(?)で来ている人を多く見かけました。
料金所で自転車通行料金\320を払って抜けようとしたら、なにやらアンケート用紙を配っている。帰る時に回収するだと?金とっているんだからしっかりサービスしてもらうべく、登ってから書きましょ、と後ろからサポートカーに乗る高野桃ちゃんに渡して出発。

阿部さんがトイレに行ったのを待っている間に約半数の第1陣がスタートしていきました。残ったのは中村さんとKMCの連中。数分後、第2陣もスタート。最初の一合目までの急坂は中村さん、川本さん、後藤君と共に話しながら追い込みすぎないペースで始まります。しかし、後藤君@最近練習不足(自称)と川本さんが離れてしまい、中村さんと一緒に先頭交代しながら前を追います。この区間は最初に大体7-8%程度の勾配が2Kmくらい続くので、ここでペースを上げすぎると後できつくなります。
一合目を過ぎると勾配が緩くなる箇所が増えてきて、そんな区間は25Km/h近くまでペースを上げながら前を追走。本当はゆっくり登るつもりだったんですけど、前が見えちゃうと少しずつペースが上がってしまうんですよね・・
二合目までで第1陣のメンバーにほぼ追いついたんですけど、最後の藤代さんが粘ります。一旦離れてもくっついてきます。ツールのボエックラーみたい。しかし、ちょっとした急坂でとうとう遅れてしまいました。でも近い将来にはもっと登りが速くなっていそうな予感。
結局、再び中村さんとのラブラブ・ランデブー開始(^^)と思ったのですが、三合目のバス停(実際の三合目よりもかなり下にある)辺りで、なぜかペースを上げてもいないのに中村さんまで遅れているじゃないですか。嗚呼、私たちの愛もそこまでだったのね(泣)、なんて考えるわけもなく、ここがチャンスとばかりに後ろも見ずにインナー×17Tで引き離しにかかります。最後に待ち構える激坂では絶対に彼氏のほうが強いので、ここで離さないと勝つチャンスは無い、って午後に備えて脚を使い切らないはずだった事などすっかり忘れてしまうおバカさん>おいら。
三合目を過ぎてから雲の中に入ったらしく、霧で前方視界が悪くなると同時に気温もぐっと下がってきます。下界はおそらく30℃を超えているはずですが、向かい風が強くなってきたこともあって、ここでは体感的には15℃強。汗かいた上半身やつま先が少しずつ冷えてきて防寒具をサポートカーに置いてきてしまった事を少し後悔します。後ろを見ると、さっき引き離したはずの中村さんがカーブ一つの差からなかなか離れてくれません。単独走になって気持ちが萎えそうになるところでしたが、中村さんに追いつかれないようにそれだけを考えての登坂です。この辺りは18Km/h前後を維持。勾配が緩くなると20Km/hちょっとまでペースを上げます(こんな場面で25Km/h辺りまで上げられると強くなるんだろうけど・・)。
四合目の大沢駐車場辺りでも、まだ雲の中。しかし残り6Kmの看板を過ぎてここから3Kmは時折10%を超えるような勾配が現れる一番の難所に差し掛かるので、再び気合を入れ直します。つづら折れ区間でも17Km/h以上を維持して残り3Km地点からの緩斜面区間に突入。ここで30Km/hを維持しつつ、最後の500mに待つ最大の激坂(13%位?)に備えて脚を残します。この辺りから駐車を待つ車の列が行く手を遮りますが、何とか支障なくクリア。
そして最後の激坂では一気にスピードが落ちてふらつきそうになりますが、横を歩く観光バスから降りた人による大勢のギャラリーの前でみっともない姿を見せるわけにイカン、と最後もダンシングで五合目到着。

五合目で休憩するうちに中村さんをはじめ、続々とゴールしてきますが、雲で陽が陰ると一気に気温が下がってきてこりゃ駄目、我慢できん、と言う訳で早速防寒具を取りに戻りますが、その間も冷えた空気が汗ばんだウェアを抜けてきて相当寒さが堪えます。毎年のことですけど、下と上の気温差は相当なもの。登っている最中でも防寒具は用意したほうが良いかも。

大沢駐車場で後続を待っている間に登っている人がこちらに来ます。何と、修善寺のレース*1で一緒に4位を争った高橋さん@ISUZU C.R.Cじゃないですか。偶然ですなあ、もしかすると富士スバルラインHCに参加ですか?

下りでは二合目の少し下の地点の緩い左カーブを曲がると、そこには警察とレッカー車が道路を塞いでいます。どうしたことかと思って見ると、左側の森林部に1台の1BOXカーが横転しているじゃないですか。レッカー車は横転車両を戻す為に呼ばれたみたいです。多分、余所見運転で道路を外してその勢いで横転したんでしょう。道路際の木がかなりなぎ倒されています。交通整理していた警官に聞くと、けが人は無かったようで一安心ですけど、そんな運転の車が自分たちに突っ込んでいたら、と思うとぞっとします。

12時半前には河口湖湖畔に戻ってきて、早速帰宅の準備。昼食を食べる、という皆様と別れて午後3時には帰宅。午後の歓喜の時間*2へ続きます。