夕食を食べてからテレビをつけたら日本代表サッカーの試合が終わるところ。どういうわけか、試合が終わった直後に中継が終わってすぐに「報道ステーション」が始まる。こんなタイミングで番組が変わって良いんでしょうか。
で、そんな切替タイミングで川渕チェアマン(でしたっけ?)とジーコ監督がスタジアムに来ているサポーターに向って何やら話をしている最中にキャスターやらレポーターやらが余計なことをしゃべってスタジアムの中で起きていることが全く分からず。
おいらはサッカーに対しては特別な興味を持ってはいないけど、君たちのどうでも良いおしゃべりなんぞより、当事者の生の声を聞きたかった。
むかついて即座にテレビの電源を切ったよ。
先日終わった世界陸上でもせっかくの熱戦を興奮しすぎたアナウンサーやキャスターの絶叫で台無しにするし、各選手に妙な枕詞をつけて連呼するし、いらいらして見ていました。
これらは報道という名の元に行われる感情の押し付けに他ならない。
そしてスポーツ中継だけでなく、多くのニュース報道番組でも選挙に向けてテレビ出演する政治家に向って感情に任せたコメントを聞き手がするのみで肝心な事象の掘り下げがまるで行われていない。政治家なんて人と会うのが商売ですから、そんな子供でも聞けるようなコメントで本音を吐き出すほど甘くないですよ。
だから最近はテレビの視聴時間がどんどん減っている。我が家でテレビを見るのはナレーションを抑えた旅行番組やメジャーではない競技に多いうるさくない解説のスポーツ番組、そしてNHKの幼児番組、ニュース程度。後は子供のDVDかカートゥーン・ネットワークとたまに音楽番組。ネットではコンテンツが重要なことはずいぶん前から言われているけど、テレビにはその意識がまるで感じられない。