ジテツウ時の接触転倒、そして慢心

先週金曜日のジテツウ途中に都内某所の片側1車線の歩道から(タクシーに乗るために)急に飛び出した人に接触後に転倒しました。
今は当時の怪我からかなり回復したので改めて備忘録として今回の出来事で感じたことを書いておきます。

事故の状況として、相手には自分の身体だけが当たったらしくダメージがなかったのは不幸中の幸いでしたが、こちらは顎の擦過傷と右肩、膝に打撲を負い、機材的には路面照射用のハブダイナモライト破損とクイックの先にライトをつけるエクステンダーの根元から折れて前輪装着が出来なくなる損害。
相手の自宅が至近だったので、前輪を装着できずに自走不可能な自転車を預けるついでに着替えてから出社して職場近くの整形外科にてレントゲンによる所見でも骨折はないとの診断だったことから、定時後に破損部品を某神宮のショップで購入後に預けた自転車を引き取りに相手のお宅に伺ってここまでに費やした実費を考慮した金額にて示談が成立。

今回は交差点でもなく横断歩道でもない場所で急に自分に向かって車道に飛び出してきた、という避けようがない事故であり、その意味では不可抗力ともいえます。
しかし、ご存知のように法律上は交通弱者である歩行者側に100%の非があっても、実際には自転車との事故では自転車運転者にも過失が求められます。
今回は示談交渉がスムーズに進んだのはラッキーですが、相手が悪ければ難癖をつけられることも想定しなくてはいけないケースでした。

今後にこの経験を生かそうと色々考えているうちに自分が慢心していたことに気づきました。

今回の事故現場はR1から1本外れたある意味抜け道的なルート。
都内の場合は幹線道路から外れた路地でも相当数の歩行者や車両が走行しているし、そういう道では比較的見通しが悪いこともあって、車道への急な飛び出しが発生しやすい場合があります。
以前は抜け道の方が走りやすい場合でも歩行者などの飛び出し回避のために路地ではなく幹線道路を選んで走っていました。
しかし、1ヶ月ほど前に駐輪場の変更により変えた通勤ルートで今回の事故が発生したのは以前のルート選びの原則を忘れてしまった慢心から生まれたものと考えられます。
そして今回は飛び出してきたのが大人でしたが、これが子供や老人だったら・・・・ぞっとします。
そういえば今回の事故現場の近くには小学校があって通学途中の子供の姿も見ていました。それに対して何も感じていなかったということは、注意力が散漫になっていたと言われても仕方ない。
一時的な中断はあるものの、10年以上の自転車通勤で感覚が麻痺していたのかもしれません。

今回程度の怪我で済んで改めて気を引き締める必要があると思わされましたね。
皆様もご注意を。