iPhone 3G S

今週は仕事が(当人比で)結構忙しくてアップルのWWDCが開催されていた事をすっかり失念。気がついたらあちこちのメディアに新しいiPhoneである3G Sの話題が散見されるようになりました。
新しくなった機能については既に色々なところで記事になっていたりするので、あえてここでは書きませんが、今回のハードウェア的なupdate内容は事前に漏れ伝わっていた機能がほとんどだった事もあって大きなサプライズはなかったですね。純粋なハードの新規機能はCPU clock up、内蔵メモリ増加そして電子コンパス内蔵程度かな?これであれば3G ユーザーとしても比較的心穏やかに発表を聞くことが出来たかな、と感じます。
それよりもiPhone OS 3.0の方はコピペができるようになっていたりSMSのメッセージ単位の削除、MMSサポートといった追加機能は当然ながら、個人的に最も気になっているのはソフトウェア実行環境の最適化による動作速度向上や消費電力低減へのOS 3.0の寄与レベル。
アップルの発表ではiPhone 3Gと比較して3G S は実行速度が2倍になっているといわれています。しかし事前情報が正しければCPU clock は266MHz→400MHzと67%しか速くなっていません。キャッシュ的に使うことが出来る?内蔵メモリも増えているし、CPU 単体の処理能力も単純にclock 速度に比例するわけではないので単純比較は出来ませんが、2倍の処理速度向上は単純にCPU clock upだけで実現しているわけではなくてOS改版による部分も大きいはずです。
そしてハードウェア的にはiPhone 3Gよりも機能が増えているので(製造プロセスが進んでいるとはいえ)消費電力が下がる要素は少ないはずです。それは音声の連続通話時間が3G と3G S では同じである事からも想像できます。ということは今回の発表で動画再生等で実行可能時間が延びているのは主にOS が寄与していると考えることができるように思います。
いずれにしても17日予定されているOS 3.0が非常に楽しみ。